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格差社会の本場から

 最近は景気が良くなっていると言われていますが、我が家はこれまで存在しなかった子供の養育費というものが新たに発生するようになり、あまり豊かになった気がしません。そんな中、ため息が出てしまうニュースを目にしてしまいました。

 アメリカで新しく財務長官に就任する予定のヘンリー・ポールソン氏が、最近まで最高経営責任者(CEO)をつとめていたゴールドマン・サックスから約21億円のボーナスを受け取ることが決まりました。ボーナスの対象期間は直近6か月。しかも現金……。

 アメリカの会社のお偉いさんは株券でボーナスをもらうことも多いようで、この人も2005年には約45億円の役員報酬を株で取得しているんですね。今回は政府の要職に就くということであえて現金での支給になったそうです。また、同じ理由で保有するゴールドマン・サックスの株券も売却するとのこと。時価総額にして4億8600万ドルというから、日本円にすると550億円を超えます。

 「アフィリエイトで月収100万円」などという本を読んだり、宝くじを買って夢を見たりしている自分がアホ臭く思えてきました。こういう人から見れば、ホリエモンや村上ファンドなんて赤ん坊も同然ですな。もともと貧富の格差が激しいアメリカでのことではあるのですが、こういう話を聞くと、日本国内の格差社会論争がチンケなものに聞こえてしまいます。 

 ちなみにニューヨークタイムズのホームページに掲載されているロイターのニュース記事には、役員報酬の専門家と言われる人物がポールソン氏のボーナスについて「仕事の成果からすれば妥当であろう」という趣旨の発言をしています。役員報酬の専門家というのもなんだか良くわかりませんが、我々の想像も及ばない何か凄いことをしているのでしょうね。

 いやまあ、なんというか、本当にため息が出てしまいました。