クレジットカードのグレーゾーン金利
今日はちょっと真面目な話。三菱UFJフィナンシャルグループのディーシーカードが、クレジットカードでキャッシングしたときにかかる金利を引き下げると発表しました。リリースはこちらで見ることができます。今は年27.8%ですが、8月16日の新規取引からは18%になります。
要はこれ、商工ローンや消費者金融で問題になった(問題自体はずっと昔からあったのですが、最近になって注目を集めた)、グレーゾーン金利への批判に対応したものですね。グレーゾーン金利というのは、お金を貸すときの金利が利息制限法で最高20%と定められているのに、出資法では29.2%まで認められるため、この20%超から29.2%までの間を指して「グレーゾーン」というわけです。
今はアイフルがこのグレーゾーン金利を利用した悪徳業者として世間の批判を浴びているわけですが、同じことはクレジットカード会社各社もやっているんですね。ちなみにトヨタファイナンスは今年の5月、JR東日本も今月から金利を18%に引き下げています。いずれ貸金業の上限金利は利息制限法の15—20%(貸す金額によって変動する)に一本化されるとのことですから、まあ、妥当な判断だと思います。
と思ったら、日経新聞には「大手カード会社は収益をキャッシングに依存する比率が高く、引き下げが一気に業界全体に広がる情勢ではない」とあります。うーむ。僕は滅多なことではキャッシングなどしないのですが(というか、一度してみて金利にびっくり!)、消費者としては借りるときの金利は低い方が好ましいに決まっています。
ちなみに、ヤフーで配信されている共同通信の記事には、「今後こうした動きが広がりそうだ」とあります。はたしてどちらが正しいのでしょう? 日経の方は「一気に広がる情勢ではない」ということですから、一気にではなく、ゆっくりと広がる、というのが一番ありそうな展開でしょうか。
それにしてもなんというか、預金はほぼゼロ金利なのに、キャッシングでは年29%だなんて、おかしな世の中ですよね。ますます村上ファンドで大もうけしていた日銀の総裁に腹が立ってきました。