生き延びた2歳の子
なんだか最近、殺伐とした事件が多いですね。
学校に刃物をもった男が侵入したり、家庭内暴力に悩んだ母親が40歳の息子を殺したり……。コンビニやスーパーの強盗も相変わらず多いし、朝青龍は先代の高砂親方の通夜をぶっちするし。
たまには「ええ話」が必要ですな。
というわけで、今日はアメリカのアリゾナ州から。アリゾナというのは、グランドキャニオンがあるところです。フェニックスの空港からグランドキャニオンまでは、ひたすら砂漠が続きます。景色と言ってもでかい岩とサボテンしかありません。グランドキャニオンは素晴らしいのですが。
そのフェニックスで、29歳の男性が家の中で死んでしまいました。英語版ロイターの記事によると、死因は不明だけど、殺人や自殺ではないそうです。しかし、これ自体は「ええ話」ではありません。
この家の中に、2歳の女の子が1人で残されてしまいました。母親は麻薬中毒者で行方不明……。
それから数日間、この2歳の女の子はなんとか冷蔵庫を開いてバターとマヨネーズを食べて生き延びたのです。水も、必死の思いで蛇口を回して飲むことが出来たらしい。
で、水を出したはいいものの、止めることが出来ずに出しっぱなしの状態になっていました。それで家中が水浸しになり、やがて家の外へと水が漏れて、それを見た近所の人が家のドアを叩いたら、子供の泣き声がするので警察に通報した、というわけです。
女の子は脱水症状を起こして、栄養不足気味ではあったけど、病院に運ばれてからは体調も回復したそうです。
お父さんが死んじゃったのはかわいそうだけど、何にしても、生き延びて良かった。
母親もいないので今後は苦労が続くかも知れないけど、そこは養子の受け入れが盛んなアメリカ社会に期待するしかない。
「あの時、助けられて本当に良かった」と言えるような人生を歩んでほしいものです。