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国境を越えた愛ってやつ?

 今ニュースの焦点といえば、やはり教科書検定問題なんでしょうか。「つくる会」の教科書を巡る朝日新聞と産経新聞のやり合いにはやや辟易とするものがありますが、4月4日の朝日新聞のオピニオン面にはなんと意外にも「つくる会」の会長さんが登場してました。とっても驚き。

 それはさておき、今日はオランダから皇族結婚の話題を。

 オランダのウィリアム・アレクサンダー皇太子(33歳)は、遠い国の女性と恋をしていました。相手はアルゼンチンの牧島さん、じゃなくてマキシマ・ゾレギエータさん(29歳)。いいじゃないですか、皇族の国際結婚。日本の皇室もこれぐらいオープンになってほしいものです。

 と、おもいきや。この牧島さん、いやマキシマさんのお父さんはアルゼンチンの問題人物なんだそうです。読売新聞によると、1970年代にビデラ軍で左派弾圧を行ったのだとか。そんでもってオランダ国民は2人の恋が発覚した2年前から、恋の行方を見守っていたというわけです。

 ここでちょっと面白いかな、と思ったこと。オランダでは王室メンバーの結婚に国会が口を出すのです。というか、国会の承認がないと結婚が認められない。しかも与党第1党の労働党が反対していたとなると、ことがややこしい。僕なら「2人が結婚したいならさせてやれや!」と思うわけですが、そうもいかないお国の事情ということなんでしょう。世論調査ではオランダ国民の91%が結婚を支持。でも37%は「マキシマさんは父親と距離を置くべき」との意見だったそうです。

 結局、この世論にそった形で決着して、先月30日に婚約が正式に発表された。つまり結婚はするけど、マキシマさんはお父さんの行為について「残念に思う」とテレビカメラの前で述べざるをえなかったわけです。うーむ、複雑な状況があったにせよ、愛が国境を越えたという感じですな。

 ちなみにマキシマさんのお父さんは「娘の花嫁姿は見たいが、娘の将来に悪い影響を与えたくない」とコメントを発表して、身を引いたのだとか。結婚式にも参加しないらしい。オランダでは評判の悪いこの人ですが、娘の国際結婚を許したり、娘のために結婚式をあきらめたり……。この記事だけを読むと「娘おもいの優しいパパ」って感じ。しみじみ。