恐怖の人工中絶船
日本は世界的に見れば、人工中絶手術に関する法律は甘い方だという印象を受けます。曾野綾子の「神の汚れた手」によれば、戦後日本で行われた中絶手術の数は、朝鮮半島の人口にも匹敵するそうです。
今日はそれに関して、地中海からややシリアスな話題を。
地中海近辺には中絶手術を法律で禁じているところもあります。マルタ共和国がその一つ。しかし、あるオランダの医師が地元新聞の取材に対して、こんなことを言ったのであります。マルタ共和国などに近い公海に「人工中絶船」を停泊させて、そこで一手に中絶手術を行う計画がある、と。
なるほど、考えましたな。これならマルタ共和国の法律が適用できない、ということになりかねません。問題は、マルタ共和国政府やカトリックの司教らがこの計画に猛反発していることでしょう。
アメリカではいつだったか、「中絶して子供を殺すなんてけしからん!」という中絶反対派の人が、中絶手術を請け負っている産婦人科の医者を射殺してしまったことがあります。そいつ1人が死ねば、たくさんの命を救える、という考えでもあったのでしょうか。
マルタ共和国でそんな悲劇が起きないと良いのですが。中絶はなければそれに越したことはない、と言うのが個人的なスタンスですが、中絶やめさせるために人殺ししたら、元も子もないので……。