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そんな長蛇の列に殺されて

 13日の夕刊といえば、もう、韓国と北朝鮮の首脳会談と、衆議院選挙の告示でてんこ盛りでした。しかし、そんなことにはお構いなく、このサイトはマイナーニュースを追求します(時にはメジャーなニュースもやりますが)。今日はコロンビアから。

 87歳の男性、アルツロ・サスペさんが、生存証明書をもらおうと役所の列に並んでいて死んでしまったのです。死因は心臓発作。生きていることを証明しようとして、その最中に死んでしまうなんて、哀れ極まります。成仏できません(もともと仏教徒ではないだろうが……)。

 だけどこの人、なんで生存証明書が必要だったの?と僕は考えました。答えはちゃんと記事に書いてあります。年金をもらい続けるためです。

 なるほど。

 と、一瞬納得してしまいましたが、生存証明書がないと年金がうち切られると言うのも悲しい話です。昨年11月にこの生存証明書の制度を設けてから、既に7000人の人が申請に訪れたのだとか。ロイターの記事によると、コロンビアでは役所の手続きがめっちゃくっちゃに遅く、年金の申請でも運転免許証の取得でも、とにかく長い列に並ばなくてはいけない文化なのだそうです。

 サスペさんは、その長蛇の列に殺されてしまったわけです。しかもサスペさんは現役時代、公務員だったのだ。皮肉だなぁ。

 こんな話を聞いた後だと、日本の役所は少しはましなのかな、って思いませんか。え?それとこれとは別問題? そうです。別問題です!