表、だから人殺し
陪審員というのは、アメリカにあって日本にない司法制度の一つです。ようするに、どこにでもいるおじさんやおばさんが十数人で裁判を聞いて、みんなで判決を決めるという仕組みです。
アメリカはケンタッキー州で、その陪審員が、女友達を殺したとして殺人罪に問われた男性(28歳)の有罪無罪を審議しました。今月20、21日と2日間かけて、審理に費やした時間はおよそ9時間。陪審員も悩んだことでしょう。
と思ったら、なんと彼らは男性に殺意があったかどうかを巡って意見が対立してしまい、結局、コインの裏表で判決を決めたのでした!……しかも有罪。
しかし判決を下す直前になって、コインを使ったことが発覚。裁判官は慌てて裁判のやり直しを命じたのでありました。いやあ、恐いですね、陪審員って。
さて、ここで時事通信の記事の最後の1行に注目。
陪審長は「コイン投げは合法だと思っていた」と弁明している。
こらこら……。んなわけないだろ。見え透いた嘘はつかないようにしましょう。
コインの話が出たところで、今日はおまけを一つ。先週火曜日のニュースですが、アメリカのフィリップス・ペトロリアムとシェブロンという2社が、互いの化学事業を統合して、60億ドル規模の合弁会社が設立されることになりました。しかし、ここで会社名の名前で意見が対立。どっちの名前が先に来るかでおおもめしたそうです。そこでコインの登場。結局、「シェブロン・フィリップス・ケミカル」で落ち着いたのだそうです。最近の金融大合併も、新会社の名前はジャンケンで決めればいいのにね。