「相撲は不公平」と中国人も思うらしい
92年のバルセロナ・オリンピックで、柔道の田村亮子(通称ヤワラちゃん)が外国人に負けて銀メダルに終わったとき、テレビで一緒にそれを見ていた友達が言いました。「外人は卑怯だよ、力ばっかり使ってるもん」と。そこで私は考えたわけです。「力だけでは勝てないように、体重別制度があるんじゃないの?」と。
毎日新聞のスポーツのページを見ていてふとそんなことを思い出したのです。それによると、3日に中国のテレビ局が日本の文化などを紹介する番組を作るために大阪府東大阪市の武蔵川部屋を訪れた。彼らは相撲という協議を興味深く取材した上で、「レスリングは体重別なのに、相撲は不公平なのでは」と言ったそうです。
西洋スポーツのレスリングの方が日本の相撲よりも中国に浸透していること自体、悲しいと言えば悲しい。せっかく相撲を紹介したのに無差別制度が「不公平」と思われるようだともはや救いはない。そういえば、相撲の世界選手権は、ちゃんと体重別制度があったような気もする。
個人的には「柔良く剛を制す」の理念は素晴らしいものだと思うし、相撲が体重無差別でやるのはそれはそれで良いのではないかと思う。ただ、日本がそれを世界に上手く説明できてなかったんだろうな、というのが問題だったようにも思うわけです。特に同じアジアの国に分かってもらえていないのが、なんというか……。