号泣した山一証券元社長の復活
反応が鈍くて恐縮なんですが、3月9日の日経新聞に、あの山一証券の元社長の野沢正平氏が、あるベンチャー企業の経営陣として復活するという記事が掲載されていました。新聞を捨ててしまったので、どこの企業だったかが今ひとつ思い出せない……。確か、名古屋時代に取引先だったある会社が声をかけてくれた、という話だったと思います。
野沢正平さんといえば、97年11月に山一証券が自主廃業を発表したときの社長です。テレビカメラの前で「社員は悪くありません!」と顔をぐしゃぐしゃにして号泣して、随分と批判を浴びました。一部では「世界に日本の恥をさらした!」とまで言われました。
それがベンチャー企業の会長として復活するのだから、大したもんです。アメリカでLTCM(Long Term Capital Management……だったはず)という巨大ヘッジファンドを倒産させて後で、巨額の債務をすっかり返済して復活した人もいました。そんな話題を思い出します。もっとも、山一証券が債務をちゃんと返済したという話はまだ聞いていませんが。
こういう人がもっと世間に厳しくされるべきなのかどうかは良くわからない。でも、日本長期信用銀行では、内実を握ったまま自殺してしまった人が2人もいたような記憶がある。個人的には、そういうのに比べるとまだましかな、と思わないでもない。やるだけやってさくさく死ぬのは、残された人達にアンフェアーだよ、という気がするんです。自殺した本人はそんな風には考えなかっただろうけど。
もちろん、山一証券が簿外債務を抱えて潰れたとか、そういう問題はあるけど。それは裁判所が裁くこと。新しい会社でどれほどの給与をもらうのかは分からないけど、その50倍ぐらいの働きをして経済を活性化させれば罪も償われるのではないかと。……え?そんなの無理?
それはごもっとも。ただなんとなく、そういう「逆張り」なことを言ってみたかっただけです。