自殺容疑者の実名報道は3対3で引き分け
京都で小学2年生が何者かにめった切りにされて殺害された事件で、21歳の容疑者が自殺した。警察に任意同行を求められ、嫌だと言って逃げまくり、あげくに団地の13階から飛び降りた。全国の小学校を震撼させた殺害事件だったが、結末もまた波乱含みとなった。
さて、この容疑者の名前を出した新聞と、出さなかった新聞があった。6つの新聞をチェックしたところ、その結果、実に3対3の引き分けだった。実名報道をしたのが、産経、日経、それに共同通信の原稿と見られる神戸新聞の記事。書かなかったのが朝日、読売、毎日の部数で言う全国三大紙。記事から受け取れる各社のスタンスは、厳しかった順番に並べるとこんな感じ。
産経新聞 → ホームページのトップでも、容疑者の実名と写真を掲載。
神戸新聞 → 1面記事の一番最初の文章で容疑者の名前。下に写真も。
日経新聞 → 1面記事の1段落目は「無職の男」、2段落目で実名。
朝日新聞 → ずっと「容疑者の男」。
読売新聞 → ずっと「容疑者の男」。
毎日新聞 → 1面の「おことわり」で実名報道をしない理由まで説明。
この中で1番納得がいかないのが毎日新聞。容疑を裏付ける十分な理由がないこと、それに裁判という司法判断がなくなったことから実名報道を見送った。まあそれは良い。それぞれメディアの判断だ。だけど、だったら被害者の小学2年生の顔写真を1面に載せないでくれ!
ちなみに、大阪府知事選も京都市長選も、世論調査通りの展開だった。これで当分、全国の目は選挙結果よりも容疑者自殺騒動に傾くであろう。