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さらば「Cat's」、18歳の猫たちよ

 久しぶりの「さらば」もの。およそ18年間も続いたミュージカルの名作、「Cat's」が6月25日に閉幕するんだそうです。

 僕は3年前にニューヨークのブロードウェーで観ました。自由の女神を見たときよりも、エンパイヤー・ステート・ビルを見たときよりも、「Cat's」を見たときの方が「ニューヨークに来たな!」という感動が大きかった。そんな思い出の名作が終わってしまうんです。

 しかも僕は、姉がピアノのリサイタルに備えてこのミュージカルに出てくる「Memory」という渋い曲を2800回くらい練習するのを耳にした経験があります(うち2000回ぐらいは最後まで弾けなかったであろう)。とにかく思い入れが深いのに、残念なのだ。

 このニュースを掲載した20日のNYタイムスのホームページをもとに、「Cat's」について基本的なデータを並べておくと、まずアンドリュー・ロイド・ウェバーさんが作曲、そしてキャメロン・マッキントッシュさんがプロデュースを手がけました。二人が儲けたのは言うまでもありません。

 しかも97年のある調査によると、なんと地域に31億2000万ドルの経済効果をもたらし、ニューヨーク州など自治体に1億9500万ドルの地方税を納めたそうです。偉い。偉いとしか言いようがない。外形標準課税で銀行から税金を吸い上げるのも良いけど、こっちの方がはるかに「いいお話」のような気がする。

 そんなわけで「Cat's」をまだ見てない人は、急いでチケットをゲットして、6月25日までにニューヨークに駆け込みましょう。