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バブル期を超えた投資信託のバブル

 超低金利のおかげで、銀行にお金を預けても全然増えません。そんな状態がもう何年になるのやら。でも銀行でも投資信託とかが買えるようになったおかげで、今はまさに投資信託ブーム。特に個人のお金が銀行預金よりも、株や株式を組み込んだ投資信託に流れ込んでいるようです。

 野村アセット・マネジメント投信が上限額を1兆円とした「ノムラ日本株戦略ファンド」という投資信託はなんと募集開始から20日程度で8000億円に近い大金を集めました。投資信託としては過去最高額だそうです。しかも1兆円まで集まる見込みがあるそうです。

 ところで、バブル期の投信でも最高で5000億円だったというから、もはやバブル期を超えて投資信託がバブル状態なわけです。アメリカでも投資信託や確定拠出型年金の401Kなどを通して個人のお金ががっぷりと株に回って株価を押し上げているわけだから、やはり日本もそのトレンドを追っかけているのかな〜、と思うこのごろ。

 超低金利政策はまず設備投資を活性化するためのものだが、もちろん、「金利の方が株よりも確実にお金が増えるなら銀行預金(もしくは債権)の方が有利」、「金利でお金が増えないのなら株の方が有利」というのも市場原理にかなったものだ。過去最高の設定額を記録した投信が「国債ファンド」ではなくて「日本株戦略ファンド」だったのもうなずける。うーむ。経済って、教科書通りに動いているのだな。あたりまえか……。

 (御参考)投資信託とは: 多数の投資家から資金を集め、投資家に代わって株式や債券などの証券に投資して、実績に応じて成果を分配する仕組み。日本ではこれまで証券会社が販売していたが、日本版ビッグバンで銀行も窓口で、1997年12月から投信会社に店舗内の一部を提供しての販売が解禁された。98年12月からは銀行本体での販売が認められた。