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2000年02月28日

本格派のワープロ廃止論

 手書きの手紙を書かなくなってから、どれぐらいが過ぎるのかも思い出せない。高校生も後半に突入するとワープロばかり使っていたから、かれこれ10年近く、まともな文書で人に手書きを見せたことがない。

 「電子メールやワープロで書いたものには心がこもってない」という意見もありますが、僕はこれには大反対。くだらない言葉を手書きで贈るよりも、「心に一発!」という言葉を電子メールで送るほうがいい。というのが僕の持論です。

 しかし、久しぶりに朝日新聞の「閑話休題」を読んでみると、かなり本格的なワープロ廃止論があげられていました。心がこもってないだなんて、非科学的なものではありません。

 ローマ字のように音を表す文字をタイプライターやワープロで打つときには、手で書いて表すことを「打つ」ことに置き換えているだけ。しかし中国語や感じを織り交ぜた日本語は、手で字を書くことで意味まで表現している。だからワープロを打つ際に、音を打つ作業に加えて意味を選ぶ作業(変換)をこなさなくてはいけない。

 この2段階方式がひっきりなしに思考をかき乱して、ワープロで打った日本語の文章をだめにするというのです。言われてみればそうかも知れない。相当辞書を鍛えておかないと、だれしも誤変換に苛立つことだってあるはず。僕のようにボキャブラリーが足りない人間はともかく、語彙が多ければ多いほど、変換作業はうざったいものになるわけです。

 だからといって今からワープロを捨てられるかというと、絶対無理です。ここに来てワープロ廃止論を叫ぶよりは、変換作業を限りなくゼロに減らしてくれるフロント・エンド・プロセッサーを開発した方がいい。僕はかしこいATOK12のおかげで、けっこう救われている。まだまだ期待はできるのではないだろうか。

2000年02月27日

横山ノックのセクハラ、ついに世界進出

 セクハラはしてはいけません。絶対してはいけません。しかしそれをやってしまったのだから、前大阪府知事の横山ノックが叩かれるのも無理はない。

 25日にアメリカの国務省が発表した1999年版人権報告書で、日本での女性に対するセクハラ問題が大きく取り上げられました。なんと女性公務員の36%がセクハラを受けた経験があるとか。しかも6人に1人が上司から性的関係を迫られるというお粗末なお話。

 この人権報告書の結論は「日本の性的差別やセクハラによる事件が減少する兆候はない」。そこでなんと、横山ノックが強制わいせつ罪で起訴され、セクハラ訴訟では過去最高の賠償命令を受けたことが紹介されました。

 恐るべきは米国務省。日本人男性がみんな、横山ノックみたいだといわんばかりだ。個人的にはアメリカの人権擁護主義の理念には敬服する。やはり、問題は介入の仕方なのだ……。

2000年02月26日

間違い電話は逮捕のもと

 うちの会社って、なんでこんなに間違い電話がかかってくるの?って思った人はいますか?理由は良くわからないけど、僕の会社にはけっこう頻繁にかかってくる。もっとも、週末に家でまったりしているときにかかってくるよりははるかにましだけど。迷惑なことに変わりはないよね。

 ところで、さいきんネットでこんな話を見つけました。

 ある男性が、カナダ人の2人組から電話を受けた。2人は「ケネディーはいるか」と聞いた。男性が「そんな人はいない。間違いじゃないか」と伝えると、電話は切れた。しかしその直後に、男性はまた同じ2人から電話を受けた。男性が「間違いだってば」と伝えると、2人組は「暗号の通りだ!」と言って男性にコカインを売ってくれと頼んだ。

 しかし、この男性は警官であった。ジェイソン・ロバートソン(26歳)さんとトーマス・ヴァレリー(24歳)さんは、麻薬ディーラーに電話をかけようとして、間違って警官の家に電話をかけていたのだった。2人はおとり捜査で逮捕され、裁判では$1000ドルの罰金を命じられた。

 なんと皮肉なお話。みなさんもこの話しに教訓を学んで、くれぐれも間違い電話には気をつけましょう。

 でも、それ以前に、そんな紛らわしい暗号つかっちゃいかんよ。

2000年02月25日

薬害エイズ「無罪」の誤報

24日の夕刊は、どの新聞も薬害エイズ訴訟の報道で盛りだくさん。旧ミドリ十字の当時の社長、副社長、専務(結果的には全員とも社長を務めた)の順に罪が重く、それぞれ2年、1年6ヶ月、1年4ヶ月の禁固刑を言い渡されました。

 個人的には「え?たったの2年?」というのが素直な感想です。

 そこで、手元にある新聞の見出しをチェックしました。読売新聞が「500人の死、重い十字架」、日経新聞が「複合薬害、トップに断罪」と、この2つは判決が厳しいものであった、というニュアンスにしている。一方、毎日新聞は被害者の川田龍平さんや遺族の言葉を借りて「命の償い、軽すぎる」としている。

 読売と日経は「有罪か無罪か」という焦点から、判決を断罪と受け止めた感じか。毎日は「有罪は当たり前」の前提で、刑の重さにスポットを当てた節がある。でもやっぱり、毎日の方が納得しやすかったかな。

 ところで、この判決で誤報が発生しました。毎日新聞によると、日本テレビ系の札幌テレビが、午前10時8分過ぎに「元社長ら3人に無罪判決」という速報テロップを流してしまったのです。おいおい!もっとも、2分後には気づいて訂正のテロップを流したそうだが。

 札幌テレビ側では、日テレが「無罪」の予定原稿を間違って流したのが原因だと説明しているらしい。それにしても、誤報を見てしまった人はびっくりしたんだろうな……。

2000年02月24日

奥さんのヘアヌードは金庫に入れろ

 読者のみなさんは泥棒に遭遇したことがありますか?

 千葉県の主婦(24歳)は泥棒に自分のヘアヌード写真を盗まれました。しかも泥棒さんはアドレス帳も一緒に盗んで、主婦や旦那の知人約20人に写真をばらまいたのだとか。めでたいことに、このほど犯人(42歳)が逮捕された。泥棒に入られたのが98年6、8、10月の3回だったというから、泥棒も1年半、結構がんばりましたな。と、感心してる場合でもないが。

 だけど、なぜヘアヌード写真があったの?

 夕刊フジのページによると「夫婦が趣味で撮影していたと見られるヘアヌード写真や下着のほか、アドレス帳などが盗まれた」と書いてあるから、多分、趣味だったんでしょう。24歳だなんて若いから……かどうかはわからないけど。

 ここで心当たりのある人は、この事件から教訓を学び、見られてはまずいものはちゃんと金庫にでも入れておきましょう。

 最後に犯人から犯行の理由について一言。「街で(主婦を)見かけていい女だと思ってやった」。理由になってないって。

2000年02月23日

カムバック、ドリアン

 金髪ロック歌手のドリアン助川(37歳)が、芸能活動をお休みするんだって。

 実は、僕はドリアンの歌を一回も聴いたことがありません。どちらかというと、ラジオで活躍したという印象が強い。でも、その「正義の味方ジャンベルジャン」(ニッポン放送)という番組も、3月18日で終わってしまうんだそうな。どうやら語学留学のためにニューヨークに行ってしまうらしい。

 そういえばこの人、バンドのメンバーが麻薬に手を出していたことが発覚して、ワイドショーで号泣してました。いまどきこういう熱い人って、あんまりいないのでちょっと残念。「2、3年は日本に帰らない」だなんて言ってるようだけど、そんなこといわずに早くかえってきんしゃい。

2000年02月21日

さらば「Cat's」、18歳の猫たちよ

 久しぶりの「さらば」もの。およそ18年間も続いたミュージカルの名作、「Cat's」が6月25日に閉幕するんだそうです。

 僕は3年前にニューヨークのブロードウェーで観ました。自由の女神を見たときよりも、エンパイヤー・ステート・ビルを見たときよりも、「Cat's」を見たときの方が「ニューヨークに来たな!」という感動が大きかった。そんな思い出の名作が終わってしまうんです。

 しかも僕は、姉がピアノのリサイタルに備えてこのミュージカルに出てくる「Memory」という渋い曲を2800回くらい練習するのを耳にした経験があります(うち2000回ぐらいは最後まで弾けなかったであろう)。とにかく思い入れが深いのに、残念なのだ。

 このニュースを掲載した20日のNYタイムスのホームページをもとに、「Cat's」について基本的なデータを並べておくと、まずアンドリュー・ロイド・ウェバーさんが作曲、そしてキャメロン・マッキントッシュさんがプロデュースを手がけました。二人が儲けたのは言うまでもありません。

 しかも97年のある調査によると、なんと地域に31億2000万ドルの経済効果をもたらし、ニューヨーク州など自治体に1億9500万ドルの地方税を納めたそうです。偉い。偉いとしか言いようがない。外形標準課税で銀行から税金を吸い上げるのも良いけど、こっちの方がはるかに「いいお話」のような気がする。

 そんなわけで「Cat's」をまだ見てない人は、急いでチケットをゲットして、6月25日までにニューヨークに駆け込みましょう。

2000年02月20日

ジョン・レノン、実は過激派

 ジョン・レノンと言えばビートルズでの活躍のほか、平和を求めた曲「イマジン」などが有名です。「イマジン」は日本でも、「ひまじん」とパロディーが歌われるほど知名度が高い。なにしろレノンが「イマジン」を作曲したのに使ったピアノが近く競売にかけられ、最低でも20億円の値段が付くと予想されるほどです。

 しかしなんと。今、レノンの出身地でもあるイギリスでは、彼が1960年代後半に、カトリック系過激派組織アイルランド共和軍(IRA)に資金を供給していたというニュースが飛び交っているらしい。今後この情報を記載した英国情報局の文書が米ロサンゼルスで開かれている裁判で公開されるそうです。

 この共同通信の報道によると、ジョン・レノンは72年に北アイルランドで起きた「死の日曜日事件」の後、「私は英国軍よりはIRAの側にいる」と発言したことがあるそうです。そうなるとますます真実みが深まってくる。

 どうなってしまうのだか。平和の象徴とも言えるジョン・レノンが……。

 けっこうショックかも。読者のレノンファンの皆様、くじけずにがんばりましょう。

2000年02月19日

城南信金が外形標準課税に賛成

 大手金融機関を狙い打ちする東京都の外形標準課税について、ついに金融機関からも賛成の声が出ました。東京都を拠点とする城南信用金庫の真壁実会長が記者会見で「法律的に許される範囲だ」と、容認する姿勢を表明したのです。

 しかーし!朝日新聞のホームページで見つけたこのニュース、ちゃんとオチがあります。それは、最後の1行に集約されています。

 「城南信金は今回の課税対象とはなっていない」

 って、そんなの最後に書くな!びっくりするじゃないか!

 てっきり、城南信金が「外形標準課税で課税されてもオーケーだ」と言っている記事かと思って見入ってしまった。本当は「ライバルの銀行が困るのなら、どんどんやって下さい」っていう意味のコメントだったのに。

 まあ、「課税対象が銀行だけで不公平、というのなら、ほかにももっと不公平はある」ってコメントが最初に出ているけどね。信金は規制で貸出枠などが決められているのに、銀行はやりたい放題……という思惑があるのかも知れない。

 いずれにせよ、最後の1行が最初の方に入っていれば、かなりわかりやすい記事になったのにね。ちょっと悔しいかも。

2000年02月18日

エロビデオ販売で親孝行

 親孝行のために僕達はいったい、どれほどのことをするべきなんでしょうか。

 17日、東京の私立大学の4年生(25歳)が「わいせつ図画販売目的所持容疑」で現行犯逮捕されました。ビデオがどういうものだったのかは、朝日新聞のホームページで見た限りではわかりません。ま、逮捕されたというからには、売ってはいけないとても過激なアダルトビデオだったのでしょう。とにかく、エッチなビデオの通信販売をやっていたわけです。

 それにしてもこの青年、「自分で稼いで、親を楽にしてあげたかった」と供述しているそうです。弟と一緒に月8万円の部屋に住んでいたのに、仕送りは月8万円だった。掃除のバイトをしたがそれでも生活費には足りなかった。ビデオの売り上げは毎月約8万円。しかし、東京の物価ではそれでも「ゆとりのある生活」は難しいかも。

 なんとなく、情状酌量の余地があると思いませんか?

 それにしても悔やまれるのは、販売したビデオの内容です。それほど過激でなければ、合法的なビジネスが成立していただろうに……。他に捕まえるべき業者がたくさんいるのでは?そう考えるとますます、この学生に同情してしまうのであった。

2000年02月17日

ドラえもんの生き残る道

 ドラえもんの生みの親、藤子・F・不二雄さん(故人)の記念館が川崎市にできるんだそうです。奥さんが「資料の散逸を防ぎたい」と言って、原画や構想ノートなど数万点の資料を川崎市に寄贈するよう申し出たらしい。川崎市は全国からもキャラクターグッズをかき集めて、永久保存する計画。

 ところでドラえもんというと、いろんな「続編」がネット上に出回ってます。多分一番有名なのは、「ある日ドラえもんが壊れてしまい、のびた君ががんばって勉強して科学者になって静香ちゃんをお嫁さんにもらってドラえもんを直す」というハッピーエンディングなお話でしょう。

 一方、のびたが植物人間になるエピソードや、ジャイアンとスネオが毎日毎日静香ちゃんをレイプするという過激なパロディーも出回っています。えぐいんです。えぐいんだけど、インターネットではかなり広く出回っているのがこの世の現実なんです。

 ドラえもんが今後、いつまで、今のような形で人の記憶に残るのかは分かりません。

 ふと、原作者のいなくなったドラえもんが次第に人々から忘れ去られ、えぐいえぐいインターネット上のパロディーが生き残ったら……。なんて考えてブルーになったりして。なにしろネットの伝達力って凄いから。

 でも、原作が忘れ去られたら、パロディーも訳が分からなくなるから、一緒に忘れ去られるかな。そうであることを祈っているのだけど。

2000年02月16日

病気よりも銃に殺されたい?

 さすがアメリカというか、なんというか。ある調査会社が全米の成人1150人に「死に方を選べるとしたら、どう死にますか?」と聞いたところ、「銃で死にたい」が20%を占めた。病気(14.2%)を抑えて堂々のトップです。

 アメリカでは年に11000人が銃殺されていて、銃が死という概念に深く結びついていることを裏付けている。……ということだった。

 しかし、他の選択種は飛行機事故(16.5%)とかとか自動車事故(10.9%)とかで、どっちもどっちと言った気がしないでもない。「薬による安楽死」とかいうのは選べなかったのかな……。

 日本でもあえて病気で死にたい、って人は少ないのではないかな。みなさんはどうですか。最後の最後まで健康に過ごして、最後に老衰でぽっくり逝くのが理想的だとは思うのだけど。それがかなわぬとしたら、なんだろうねぇ。

2000年02月15日

さだまさし、毛利衛さんに食い込む

 さだまさしは、毛利衛さんと仲が良いらしい。理由は謎だ。

 毎日新聞に掲載された「さだまさしの日本が聞こえる」によると、彼は1月30日にアメリカのフロリダ州、オーランドへ向かった。「もちろんスペースシャトルエンデバーの打ち上げ、毛利衛さんのラストフライトを応援に、だ」と彼は書いているが、なにがもちろんなかはさっぱり分からない。

 しかもこの男、飛行士の家族でさえ打ち上げ直前まで間近に見ることができないスペースシャトルに、奥さんと毛利さんの弟と一緒に見学会に参加した。だれか、さだまさしと毛利さんの関係を説明してくれ。

 結局この時は悪天候で、打ち上げは見送られた。毛利さんは「また次があるさ」という。さだまさしは一連の出来事の中で、「ああ、宇宙飛行士の笑顔は本当にいい」との感想を持つ。まあいい。それは良くわかった。しかしなんであんたがそんなところにいるのだ!

 さだまさしは実は、宇宙開発事業団の顧問だったのか? あるいは、隠れたNASAの研究者だったのか? その昔、こっそりと天文学研究会を作って毛利さんと仲良くなっていたのか? いくら有名人とはいえ、フォークシンガーが、宇宙飛行士にそんなに食い込んで良いのか。日本中の科学技術記者を差し置いて、「ああ、宇宙飛行士の笑顔は本当にいい」はないでしょ。

 ……なんで仲が良いのだ。誰か、教えて下さい。

2000年02月14日

当たって砕けろ日本人の愛

 日本人はとにかく一目惚れしやすくて、しかもそのまま砕けていくことが多いらしい。

 カナダの出版社のハーレクインが世界22カ国、男女6831人を調査したところ、日本人男性の実に68%が一目惚れの経験者なんだそうです。世界平均が52%だから、日本は「一目惚れ先進国」って感じ。ちなみに日本人女性は48%だった。

 で、この日本人男性のうち37%が「なにもなかった」というから、成功率が低すぎる。世界平均は17%だったのに……。こうなったらもう、「日本国民よ、当たって砕けろ!」という勢いだ。もっとも、イギリスやフランスでは一目惚れした人の半分が「結婚して今も幸せ」なんだそうです。それもちょっと話がうますぎて恐い。

 この毎日新聞の記事は良いところに目を付けました。一目惚れの場所は「学校や職場」が世界的にも一番多いわけですが、世界平均20%に対して日本は男性で46%、女性だと50%と圧倒的に高い。この比率が日本より高かったのは中国だけ。

 もっともっといろんなところで恋しましょう。って感じだな。

2000年02月13日

バレンタイン前に結婚罰則税を廃止

 大統領選挙で盛り上がる米政界で、このほど「結婚税を廃止する法案」とかいうものが、下院を通過しました。ようするに、「共働きの夫婦は税金を払いすぎているので、もっと楽にしてあげましょう」という内容です。好況で財政状況が急速に改善した米国ならではの話、と言う感じかも知れません。

 この結婚税は通称「結婚罰金税」とも言われていて、以前から全米で廃止論が挙がっていた。 法案が下院を通過したところである共和党政治家は「アメリカ中の夫婦2500万にとって、最高のバレンタインの贈り物だ」と言ったそうです。結婚罰則税なんてない方が良いに決まってるけどね。

 日本でこれに近い問題について考えると、配偶者控除というものが浮かび上がります。「給料や賞与の年問の合計額が103万円以下であれば、夫は配偶者控除と妻の収入金額に応じた額の配偶者特別控除が受けられます」というやつ。これだと専業主婦の方が得だ、ということになるので、女性の社会進出を妨げる要因として方々で批判を浴びています。

 もっともアメリカでは「共働きして当たり前」という前提で、共働きの夫婦に対する税金を「結婚罰則税」って言うわけだから、ところ変われば事情も違う、って感じなんですな。

 ちなみにアメリカでも、いきなり減税を完全実施するのか、あるいは累積赤字を解消したり保険福祉制度を向上させながら段階的に導入するのか、というところではまだもめているのです。前者を推進する今回の法案は、減税好きの共和党のアイディア。クリントン大統領は既にこの法案に拒否権を行使すると表明した。今後、全議会の3分の2が法案に賛成すれば、大統領の法案成立拒否は無視されて法律が成立する、というのが米議会の仕組み(だったと思う)。

 実現すれば、平均して年間1400ドルが共働き夫婦に返ってくる。そのかわり政府は1820億ドルの税収を失う。まあ、なんでもやれ。今が無敵のアメリカなんだから。

2000年02月12日

タイムリーエラー「厚底靴で交通事故」

 高知県の女性(23歳)がやってくれました。この女性が運転していた車が、向かい側から来た自動車に正面衝突。相手の車に乗っていた男性2人が死亡、女性1人が重傷を負うという悲惨な事故を起こしてしまったのです。

 女性は靴底が9センチある「厚底ブーツ」を履いていた。というのがミソ。

 厚底靴で自動車を運転するのはとても危ない。という主旨の実験を、数日前に大阪府警などが実施したばかり。厚底靴での運転が交通違反になるという報道が飛び交った直後だけに、目を引くニュースになってしまった。

 厚底ブーツが原因だったのかどうかは、実はまだ分かりません。朝日新聞によると、警察は「事故原因と厚底ブーツの関係などについて、宮本容疑者から事情を聴いている」という段階なのだ。

 にもかかわらず、メディアには大きく取り上げられ、実名報道までされてしまう。事故そのものが不幸な出来事だが、起きた時期がさらに悪い。いわばタイムリーエラーか。そんなシビアな世の中を痛感するのであった。

2000年02月11日

昏睡状態5ヶ月、そして出産

 子供を願っていた人にとって、出産と言えば感動のイベントなのでしょう。子供がいないので僕には分かりませんが。想像するに、やっぱり、嬉しいのだろうなぁ〜、と。

 ところで、このほどブラジルの女性(24歳)が5ヶ月も昏睡状態に陥ったまま、男の子の赤ん坊を産みました。もちろん、いきなり○○○から「ほぎゃぁ!」と出てきたわけではなくて、お医者さんが帝王切開をして赤ん坊を取り出したそうです。赤ん坊は体重が2キロしかないけど、健康に問題はない模様。

 この女性は8月に脳障害で倒れて、それ以来人工呼吸器で生き延びている。病院にかつぎ込まれた時点で妊娠10週間で、家族もびっくり。当面は女性のお母さんが赤ん坊のビトル君を育てるそうです。いやぁ、無事生まれて良かった。うむ。

 しかし問題が2つあり。1つはこの子供の父親がだれだか分からないこと。多分、正体を知っているのは昏睡状態の女性だけなんです。それ以上に悲しいのは、女性が昏睡状態から覚める見込みがないこと。母親だけに、昏睡のママなわけです。

 ……いかん。しんみりしてしまった。ビトル君、がんばれよ。

2000年02月10日

自由の女神、実は男なのだ

 アメリカを象徴する建造物「自由の女神」のモデルは、実は黒人女性だった。という説があるらしい。とんでも話の一つかも知れないけど。というのも、根拠はでどころ不明のインターネットの話題。そんなことに気づいた読売新聞も大したものだ。

 自由の女神が黒人女性だとされる理由は「アメリカに自由の女神を送ろう!」と言い出した歴史家が、奴隷制度廃止論者だったから、ということらしい。それで、南北戦争後の奴隷解放をたたえて送ったのだとか。

 でもでもでも。しかし、かかし、はだし。

 実際に「自由の女神」をいろんな角度から見ると、とにかく体格がいい。女神の割には「セクシー」と言うよりも、むしろマッチョな感じ。まず目に付くのが肩幅の広さと、首の太さ。胸を張っているからかも知れないけど、あのトーチを空に突き出す姿は、勇ましいという方が正解だ。

 欧米の一般女性に比べると、胸の膨らみが足りない。しかも、着ているドレスがはだけていて、後ろから見るとふくらはぎの辺りがもろに見える。僕の記憶では、その筋肉の付き方はどう考えても男だった。「キン肉マン」の世界だったら、「リバティーマン」という超人として登場しそうな勢いだ。

 よくよく考えてみよう。自由の女神は、英語でStatue of LIberty です。決して「女神」、つまりGoddess ではありません。そんなわけで、僕の新説は「自由の女神は黒人女性」っていうよりも「自由の女神は本当は男」というものなのでありました。

 だれか、勝手に広めておいてくださいな。

2000年02月09日

京都の自殺容疑者の暗号を解読?

 「てるくはのる」。京都の児童殺害事件で、犯人が自分の謎を読み解く暗号として、犯行声明に記したものです。8日放送のニュースステーションで、視聴者から送られてきた解読方法が紹介されました。こういうことらしいです。

 まず、事件が起きたのは12月21日。自殺した容疑者の年齢も21歳でした。

 「て」→五十音表で「て」を1とすると、21番目は「
 「る」→これは「反」という漢字をくずしたもの。ここから逆に向かう。
 「く」→五十音表で「く」を21文字さかのぼると、「
 「は」→五十音表で「は」を1として21文字さかのぼると、「
 「の」→五十音表で「の」を1として21文字さかのぼると、「
 「る」→また「反」なので、これまでそろった4文字を逆に並べる。

 すると、実際に報道されたとおりの容疑者の名前になると言うのです。

 がーん。すごい。凄すぎる。これを一生懸命考えた視聴者は偉い。容疑者を捕まえ損ねて自殺された京都府警よりも凄いかも。もっとも、京都府警もこれを把握した上で捕まえにいったのかも知れないけど。

 ただ、見ての通り、暗号の文字を1とするという基準があって、しかも「く」がこれに当てはまらない。ので、これが正しいのかどうかは分かりません。ほかの解読方法が分かった人はご一報を。

2000年02月08日

インターネットでこっそり離婚

 結婚生活に不満がつのり、そろそろ解放されたいと持っているあなたに朗報。インターネットでこっそり離婚できてしまう方法を教えます。

 というのは冗談にしても、米空軍・嘉手納基地に努める男性(52歳)が、実際にそういうことをやってしまいました。基地内で知り合った女性(51歳)と10年前に知り合って結婚。……しかし、昨年2月に家出をして、ネット上の業者に手続きを依頼して、ドミニカ共和国の裁判所に離婚の訴えを起こしました。

 そして離婚が認められてしまった。女性は憤慨して那覇地裁沖縄支部に提訴。「ドミニカの裁判所には呼び出されてもいない」として、知らぬ間に進展した海外での離婚判決を無効にするよう求めている。

 これは朝日のページで見つけたニュースだけど、どうしても分からない。どうしてドミニカ共和国が日本からの離婚裁判を受け付けるのか……。それにしても悪い業者がいたものだ。このニュースを見て、急いでこの業者をネットで捜す輩もいるのではないかと、つい不安になるのだった。

2000年02月07日

自殺容疑者の実名報道は3対3で引き分け

 京都で小学2年生が何者かにめった切りにされて殺害された事件で、21歳の容疑者が自殺した。警察に任意同行を求められ、嫌だと言って逃げまくり、あげくに団地の13階から飛び降りた。全国の小学校を震撼させた殺害事件だったが、結末もまた波乱含みとなった。

 さて、この容疑者の名前を出した新聞と、出さなかった新聞があった。6つの新聞をチェックしたところ、その結果、実に3対3の引き分けだった。実名報道をしたのが、産経、日経、それに共同通信の原稿と見られる神戸新聞の記事。書かなかったのが朝日、読売、毎日の部数で言う全国三大紙。記事から受け取れる各社のスタンスは、厳しかった順番に並べるとこんな感じ。

 産経新聞 → ホームページのトップでも、容疑者の実名と写真を掲載。
 神戸新聞 → 1面記事の一番最初の文章で容疑者の名前。下に写真も。
 日経新聞 → 1面記事の1段落目は「無職の男」、2段落目で実名。
 朝日新聞 → ずっと「容疑者の男」。
 読売新聞 → ずっと「容疑者の男」。
 毎日新聞 → 1面の「おことわり」で実名報道をしない理由まで説明。

 この中で1番納得がいかないのが毎日新聞。容疑を裏付ける十分な理由がないこと、それに裁判という司法判断がなくなったことから実名報道を見送った。まあそれは良い。それぞれメディアの判断だ。だけど、だったら被害者の小学2年生の顔写真を1面に載せないでくれ!

 ちなみに、大阪府知事選も京都市長選も、世論調査通りの展開だった。これで当分、全国の目は選挙結果よりも容疑者自殺騒動に傾くであろう。

2000年02月06日

環境良ければ250歳まで生きる

 虫というのは、寿命が短い生き物の象徴ような感じがする。カゲロウとか、蛍とか、カブトムシとかセミとか。特に夏の虫は「季節限りの命がなんとか」といって紹介されるケースが多いのではないでしょうか。

 しかし、メキシコ湾では寿命推定250歳の虫「チューブワーム」が発見された。アメリカのペンシルベニア州立大学の研究者達が見つけて、3日発行のイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表。Worm は英語でいう「みみず」。深さ500メートルぐらいの海底に生息する、長さ2メートル程度の生き物だそうです。

 なんでそんなに長生きするの?というのが僕の疑問。読売新聞の記事を見ると、最後の1行にちゃんと書いてありました。「平穏でストレスのない環境や、ゆったりした成長のペースが長生きの一因らしい」と。

 そうか。250年も生きるなんて、人間の世の中ではそれほど嬉しいかどうかは分からない。でもストレスがなくて、かつ成長し続けるのならそれもいいのかな。1月に書いた「きんさんとぎんさん」のエピソードを思い出すのであった。

2000年02月05日

コンパの日にはブーツは履かない

 グンゼの「ブーツにコレッ」という商品が売れているらしい。一言で言えば、ブーツを履いても臭いが出ないタイツだ。4日の日経新聞によると、年間100万枚売れればヒットと言われるタイツ商品の中で、「ブーツにコレッ」は去年の8月から11月までに200万枚以上も売れた。今年3月までには250万枚を超えるだという。

 繊維上で最近の増殖を防ぐ、というのは普通の抗菌タイツと同じ。さらに編み上げたタイツをコバルト系合金染料に浸すことで、臭いのもととなるイソ吉草酸の付着量を未加工品の半分に減らすのがミソ。……と言われても訳が分からないが、とにかく臭いが出ないのがよいらしい。

 年末年始は宴会の席でブーツを脱ぐ機会もあって、さらに人気が上昇した。消費者アンケートで女子大生から「コンパの会場が座敷タイプの店だったのでブーツを履けなくてがっかり」という意見が多かったらしい。

 つまり、座敷系の店でコンパを開いたとき、ブーツを履いている女子大生は、「ブーツにコレッ」を着用しているのだ。あるいは、まったく足の臭いを気にしていないか。

 女性諸君。君はどっちだ?

 男性諸君、臭いをかいでチェックを入れないように。

2000年02月04日

復活したスーパーマンの淡い夢

 プロのアメフトチーム・ナンバー1を決めるスーパーボール王座決定戦。この1月30日のテレビ中継の最中にあのスーパーマンが復活しました。落馬事故でクビから下が不随になったスーパーマン役、クリストファー・リーブスさんが投資顧問会社のCMで立ち上がって歩いたのです。

 この人、スーパーマンを演じながらその後障害者になると言う皮肉な人生を歩んでいたことで、兼ねてから有名だった。それだけに「立って歩いた」というのも話題になったらしい。ただ、これはコンピューターグラフィックスで特撮処理されたもので、現実のリーブスさんはいまもほぼ全身不随のまま。

 問題は、障害者団体から「誤った期待を与えた」と批判が出ていることなのだ。それで、リーブスさんは「資金さえ十分あれば、脊髄損傷が治療可能となることを訴えたかった」との談話を発表した。なんとか社会貢献したかったのでしょう。

 僕はこうした問題に疎い。「こうした騒動が起きたにせよ、脊髄損傷への関心が高まったのではないか」と考えてしまうタイプだ。なによりも議論がないことには、社会に認知してもらうのが難しい世の中だと思うから。しかし障害者の立場に立てば、現実を知ったときの「がっくり度」は大きいのかも知れない。

 障害者へのいたわりを失うことなく、こうしたセンセーショナルな訴えを出す方法はないものだろうか。……しばし考えてみるのであった。

2000年02月03日

高級車、注文通りに盗みます

 今日は神奈川県警の話題。でも不祥事の話じゃありません。車を盗んでいた暴力団員を捕まえた、という話です。

 この人、車種や年式や色など、顧客の注文に応じて要望された自動車を盗んでいた。盗んだ車は仲介業者へ売っていた。盗難車もオーダーメード(作ってないけど)の時代か。ちなみに逮捕されたのは4人。集団犯罪です。

 ところでこの仲介業者はまだ捕まっていないらしい。中古車ディーラーで買い物をする人は、ご注意を。大金をはたいて買ったあとで、「盗まれたものだから返せ」って言われたら、結構かわいそうだよね……。

2000年02月02日

バブル期を超えた投資信託のバブル

 超低金利のおかげで、銀行にお金を預けても全然増えません。そんな状態がもう何年になるのやら。でも銀行でも投資信託とかが買えるようになったおかげで、今はまさに投資信託ブーム。特に個人のお金が銀行預金よりも、株や株式を組み込んだ投資信託に流れ込んでいるようです。

 野村アセット・マネジメント投信が上限額を1兆円とした「ノムラ日本株戦略ファンド」という投資信託はなんと募集開始から20日程度で8000億円に近い大金を集めました。投資信託としては過去最高額だそうです。しかも1兆円まで集まる見込みがあるそうです。

 ところで、バブル期の投信でも最高で5000億円だったというから、もはやバブル期を超えて投資信託がバブル状態なわけです。アメリカでも投資信託や確定拠出型年金の401Kなどを通して個人のお金ががっぷりと株に回って株価を押し上げているわけだから、やはり日本もそのトレンドを追っかけているのかな〜、と思うこのごろ。

 超低金利政策はまず設備投資を活性化するためのものだが、もちろん、「金利の方が株よりも確実にお金が増えるなら銀行預金(もしくは債権)の方が有利」、「金利でお金が増えないのなら株の方が有利」というのも市場原理にかなったものだ。過去最高の設定額を記録した投信が「国債ファンド」ではなくて「日本株戦略ファンド」だったのもうなずける。うーむ。経済って、教科書通りに動いているのだな。あたりまえか……。

 (御参考)投資信託とは: 多数の投資家から資金を集め、投資家に代わって株式や債券などの証券に投資して、実績に応じて成果を分配する仕組み。日本ではこれまで証券会社が販売していたが、日本版ビッグバンで銀行も窓口で、1997年12月から投信会社に店舗内の一部を提供しての販売が解禁された。98年12月からは銀行本体での販売が認められた。

2000年02月01日

ミス日本も血筋らしい

 つい昨日、ミス日本が決まりました。そんなのまだあったんだね……なんて思っちゃいけません。今をときめく(前からときめいているが)あの藤原紀香だって92年のミス日本だ。数年後、何に化けているか分かりません。って、人間じゃないみたいだけど。

 グランプリをゲットしたのは出川沙織さん。武蔵野大学人文学部の3年生で、21歳。スポニチによると、「身長1メートル76、体重58・2キロ。スリーサイズはB92・5、W59・8、H94・8とスーパーボディーの持ち主」らしい。それで姉の香織さん(26歳)も95年度のミス日本グランプリを獲得したと言うから、血筋なんだな、と考えるしかない。

 姉妹でミス日本というと、「叶姉妹」というのもいるそうです。恥ずかしながら知りませんでした。でもネットでいろいろ調べてみると、実はこれがうさんくさい。どうやら片方はグランプリではなかったらしい。みなさんも調べてみて下さい。「ゴージャス」な人々は奥が深い……。