大阪府知事候補「羽柴誠三秀吉」を追え!
今、大阪府知事選が熱い。横山ノック知事の辞職を受けて共産党が一番乗りで候補者を挙げると、自民党本部と自民党大阪府連は抜き差しならぬけんか状態になり、ついに別々の候補を立てることになった。新聞各社もこの「3つどもえ」の様相を詳しく伝えた。
しかし、実は20日の告示に立候補したのは4人である。そう。羽柴誠三秀吉という、豊臣秀吉のパロディーのようなおじさんが出ているのだ。
典型的な泡沫候補だが、名前が目を引くので必死にインターネットで調べてみた。実はこのおっさん、99年の東京都知事選にも立候補して、ネット上でちょっとした話題になっていた。2894票を集めて、19人の候補の中で、10番目とちょうど真ん中だった。
しかしなぜ「羽柴誠三秀吉」なのか。ただ単に天下統一を実現した豊臣秀吉(羽柴秀吉)をもじったわけではなさそうだ。ヒントはこの人の職業にあった。「羽柴観光 小田川温泉ホテル」の経営者らしい。ホームページを訪ねると、青森県の観光地(?)にたどり着く。
ここに小田川城という城があった。ホームページによると、1579年に豊臣秀吉が建てたものだとされている。で、この城は17代城主の「羽柴誠三秀吉」が90年に復元したらしい。話をつなげると、羽柴誠三秀吉さんは豊臣秀吉の子孫ということことになるのだ!
1番困ったのは、なぜ選挙に出ているのかが分からないこと。新聞は全くこの人のコメントを取り上げていないし、羽柴さん本人がインターネットで積極的な活動を繰り広げているわけでもない。「お金がありすぎるので、選挙でお金を使って税金対策にしている」というのが僕の上司の推測。僕の推測は「これを機会に小田川温泉ホテルの宣伝をする」というもの。
真相についてはNHKの政見放送を見るしかない。気になる。眠れない夜が続きそうだ……。