がんばれドイツのヤング・サンタ
ある新聞にこんな話が載っていた。ドイツの男子大学生にとって、クリスマスというのは稼ぎ時でもある。サンタに扮してプレゼントを待ち受ける子供達を訪問するようなアルバイトがあるからだ。ところが、このサンタ需要が今年になっていきなり冷え込んだ。昨年に比べて数分の一しか募集がなかったと言うから大変だ。
そこで学生達はサンタに扮して「サンタに仕事を!」とデモ行進を計画した。ところがデモの許可が下りない。ナチスの苦い経験から、覆面や制服を着用したデモが認められていないのだ。この問題を巡って警察と関係者が議論し、サンタは髭だけなら良いという妥協案まで出た。結局、警察が譲歩してデモは実施されたようだ。
この新聞記事の筆者も指摘しているが、日本の商業クリスマスに比べると欧米のクリスマスはより質素で、家族・家庭が一つになるときだという意味合いが強い。「与える」という行為が強調され、「分かち合い」が方々で叫ばれる。サンタクロースが子供達の夢を育てるときでもある。
僕がサンタクロースが実在しないと言うことを知ったのは、小学2年生の時。やや遅い気もするが、それはそれで良い。僕なりに、サンタクロースが自分の想像力を育んだという思いがあるからだ。
神は人の心に宿るという言い回しがある。ドイツの若いサンタクロース達が子供達の家を訪れ、子供達がそれに喜ぶ顔を想像してみてほしい。サンタクロースもやはり、僕達の心の中で実在するのではないか。と、思うのだった。