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広告がすべてをタダにする日

 ネットでソフトをゲットするミーとしては、シェアウェアよりもフリーウェアの方がハッピーなのは言うまでもない(ちょっとカタカナモードしてみた)。しかしソフト開発者としてはマネーがなくてはやっていけないケースも多いわけだから、最近はシェアウェアの登録コードをネット上で手に入れてタダでソフトを使うような真似はしなくなった。そう。今だからいえるが、昔はそう言う悪いこともしたさ。

 ところで最近、ジオシティーのように無料でホームページのスペースを提供する会社が増えている。仕組みは簡単だ。自分が作ったホームページに必ず広告が入る。最近は業者側で自動的に広告を挿入するようになった。このホームページもそうだが、もはやHTMLに広告用のソースを書き込む必要もなくなった。

 インターネットプロバイダーにも、電話代以外は無料で利用できるが、その代わりに数分に一回広告が流れるというのがあった(昔新聞で読んだのだが、いまもあるのだろうか……)。要は広告が入ればすべて無料になるのだ。考えても見れば、テレビもラジオも無料ではないか。新聞だって、印刷料と配達料が広告でまかなえれば無料になるかも(そりゃないか)。まあ、新聞も広告がなければ今の倍の値段がかかると考えて良いわけだから、広告のパワーは凄い。

 何がいいたいかというと、最近はフリーウェアにも広告が入るものが登場したのです。たとえばStuffIt Expander とか。圧縮されたソフトを解答するたびに、製品版の宣伝が出てくる。ああ、うざい。これなら$10ぐらい払っても良いからシェアウェアの方がよいかも。これは会社イメージを良くするとか、人に製品のことを知らしめるための広告ではない。製品を買わなくては不快感が高まるという、新手の広告だ。

 僕はつい最近まで広告がすべてのものをタダにする日が来れば良いと思っていた。しかし、そうもいくまい。グッチのカバンがタダになっても、そこにマクドナルドの広告がでかでかと載っていたのでは台無しだ。広告用電光掲示板を搭載した自動車がタダでもらえるとしたら、それを気持ちよくマイカーとして利用できるだろうか。見る側にしても、発信する側にしても、広告にはやはり不思議な拘束力がある。魔力というか、なんというか。だからというか、なんというか、NHKが民放に比べてべらぼうな費用を使って番組を作っていながらやっていける理由の一つ(もう一つは国営放送であることだが)に、そんなこともあるのかなぁ、と。