温かい関西の大騒動
ニュースの項目でいえば、今週はとにかくすんごい一週間だった。まず中央政府を見ると、2000年度政府予算の編成で大蔵省と各省庁の折衝が繰り広げられ、ペイオフ解禁に向けた大蔵省の金融審議会が最終答申をまとめた。東海村の臨界事故から80日以上が過ぎ、ついに死者が出た。
一方、関西に目を向けると大阪府の横山ノック知事がセクハラ騒動で辞職。京都では小学二年生が謎の男にめった差しにされて死亡。その間にも、報道は最後まで控えられたが、大阪府摂津市では小学二年生の女子が誘拐され、無事保護されるという奇怪な事件も起きた。
こうして見ると関東一辺のニュースよりも関西のニュースの方が突発的だ。なぜこんなにも話題の内容が違うのかは分からないが、関西の人間の方が「猟奇的」な印象を受けて良くない。そうでなくても神戸のタンク山は少年Aの首切り事件で有名になりすぎたというのに。ストレス社会の結果として悲劇的な事件が起きるのだとすれば、関西よりは関東の方がはるかに大事件が多いはず。でも、昨年全国をわかせた毒カレー事件は、なぜか和歌山での出来事だった。
関西に引っ越してきて、ようやく1年と数カ月が過ぎたところだが、やはり関西は温かい。味が深い。もちろん、東京だって下町には温かみと味が残っている。そうなのだが、関西はなにかこう、一つの大きな下町のような印象さえあるのだ。なのに、なぜ。こうした猟奇的事件も人間の温かみなんだろうか。人間くさいと言えば人間くさいけど……。
せめてクリスマスは平和に過ごしたいところです。(それがオチか?)