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魔法にかけられて(2007)

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 ストーリーの最初はアニメのおとぎ話で始まり、王子様と幸せに結婚する筈だった森のお姫様が、魔女の意地悪によって現代のニューヨークに送り込まれてしまうという物語。姫を追って王子もNYに登場、魔女の差し金である王子の付き人も同時にやってきて、ハチャメチャな展開になる。

 アニメの世界が現実の世界とクロスするという発想が楽しい。現実のNYでも、お姫様が歌うと動物たちが部屋の片付けに協力してくれる、といったファンタジックな展開が笑える。街中がミュージカルの1シーンに参加する辺りも同じことが言える。

 ただ、ストーリーのシンプルさからすると、ちょっと上映時間が長いかも。最後の方に突入してから、いい意味で裏切ってくれるのだけど、そこに至るまでがややくどい。

 物語のメッセージは悪くない。泣ける、とは言わないけど、観た後にすっきりとした気分にはなれるかもしれません。

 ルパン三世のテレビ向け作品。記憶を操作できる「魔法のランプ」をめぐるドタバタ劇。前半のほとんどは何がなんだかさっぱりわからなくて、あまり楽しめなかった。ルパン三世はときどき、ストーリーに凝り過ぎてややこしくなっているところがある。この作品はその典型的な例かもしれない。

 ここのところのルパン三世はややユーモアにかけている気がしてならない。ここのところといっても、今年に入ってから見た1996年公開の「Dead or Alive」とかをさしているだけなのだけど。

 一番残念だったのが、銭形警部の出番があまりないこと。ちゃんと登場はするけど、見せ場がない。銭形警部あってのルパン三世、と感じている小生にはやや物足りなさが残りました。(少なくともアニメ映画では)。

 これまでルパン三世の映画はいくつか見てきたけど、この作品はやや絵柄が違うと感じたのは僕だけだろうか。もともとアニメのルパン三世は漫画の原作に比べると絵のタッチが柔らかくなっているのだけど、この作品の絵柄は一段と原作離れを起こしているような気がする。見慣れていないだけかもしれないけど。

51NC8SFZ6RL.jpg  今回、ルパンたちが狙うのはズフ王国共和国の財宝。この財宝は超高性能コンピューターが操る無数の罠に守られている。ちなみにこの共和国は「首狩り将軍」と呼ばれる軍人が政権を握り、過去に国のトップであった王家はこの首狩り将軍に抹殺されていた。ここにルパンたちがからんで……。という展開。


 この作品は初めて漫画原作者のモンキー・パンチが監督したものらしいのだが、他の作品に比べると、ちょっとユーモアが足りないかなぁ、というのが気になったところ。ストーリー展開は良くできているとは思うけど、いかんせん笑いが足りない。

 あと、ルパン、次元、五右衛門の三人の見せ場が少ないところもやや不満かな。いつもはルパンと微妙な距離を保つ峰不二子もこの作品ではかなり予定調和的にルパンに協力している。この辺りは好みの問題に過ぎないのかもしれないけど。

 それでいて、最後に「あれ?」と思わせるエンディング。視聴者を裏切る展開を仕組んだ辺りは「さすがだなぁ」と思うのだけど、話の本質からするとあまり重要なことではなかったような気がしなくもない。

 そうそう。見せ場が少ないと言えば、銭形さんの出番が少なかったなぁ。ルパンのファンとしてはこの辺もいまいちだった。しかしアマゾンでの評価を見てみると、みんなかなり高い点数をつけているなぁ。うーむ。

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