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ターミネーター4(2009)

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 超名作の新生シリーズ第1弾とでも言いましょうか。結局、人類とコンピューターの戦争が始まってしまい、それから何年かが過ぎた時点が舞台になっている。

 スカイネットによる「人類狩り」の凄まじさがよく描写されている。これから過去にサイボーグを送り込んで何しよう、ということはできないという前提で話が進むので、そういう意味での絶望感はよく伝わります。

 しかし、なんといっても準主人公でサム・ワーシントンが演じるマーカス・ライトの存在それ自体に、設定的な無理があるように感じてしまったのが残念。不自然というか、強引というか。

 ターミネーター・シリーズである、という意識をあまり強く持たなければ、もう少し楽しめたかもしれない。特撮などには文句なし。ガンズの曲が出てくる辺りに、昔のファンに対するサービス精神は感じられた。

英雄の条件(2000)

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 イエメンで起きた米国大使館包囲事件で、大使らの救出に向かった米国軍のチルダー大佐が市民に向けて発砲した罪に問われるという物語。裁判でチルダー大佐を弁護するのは、かつてベトナム戦線でチルダーに命を救われたホッジ大佐。しかし、チルダーの反撃が実際に不可欠であったことを証明するのは困難を極める……。

 米国のプロパガンダ映画とも言えるのだが、裁判のシーンは臨場感があって楽しめる。米国の裁判はいつもこんなに劇場型なのだろうかと、やや疑問にも思うが……。ガイ・ピアースが演じる検察が、とてもいい。

 最後の最後に「それでひっくり返ったの?」という突っ込みをする人もいるようですが、僕としてはそれもありかと。つまり、事実が不足した状態で争われる裁判は、常に心証が大事。その点では納得がいくと思う。

 アメリカ嫌いな人は観ない方がいいかもしれません。

戦火の勇気(1996)

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 湾岸戦争を部隊に、戦場での真実を探る映画。

戦火の勇気.jpg デンゼル・ワシントンが演じる主人公のサーリング中佐は、湾岸戦争中に味方の戦車を攻撃して殺してしまうという失態を犯す。しかしこの事件は深堀されず、サーリング中佐は帰国してからの新しい仕事として、戦死した女性隊長に名誉勲章を与えるためのリポートを書くよう命じられる。そしてそこで、女性隊長の死には何やら不透明な何かが絡んでいることを感じ取る……という流れ。


 登場人物によって別々の出来事が語られるややこしさは、いつか見た「閉ざされた森」という作品を思い出させるものがある。とてもややこしい。しかし悲しいかな、謎解きの謎それ自体があまり大事に感じられない。それを暴いて、だからなんですか、みたいな。ちょっとだけネタバレしますが、それほど驚きのエンディングでもないのですよ。

 デンゼル・ワシントンとメグ・ライアンという組み合わせは豪華ではある。マット・デイモンが有名になる前の作品でもあるけど、彼は昔の方が演技が上手だったのではないだろうかと思ったりもして。戦場ものであるにしても、メグ・ライアンはひたすら叫んでいるような役柄で、それ以上の印象がない。

 ある意味、湾岸戦争をテーマにして、かつ面白い作品に仕上げることの難しさが際立っているような気がしないでもない。特にベトナム戦争に比べると、メッセージ性が薄れてしまうような気がします。

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