スーパーマン リターンズ(2006)

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 故郷クリプトン星の様子を確かめに地球を去ったスーパーマンが、5年ぶりに帰って来た。という設定。かつて想いを寄せていたロイス・レインは1児の母親になっていた、というところで愛の苦悩も描かれる。勝手に「スーパーマン」のリメークだと思っていたのだけど、ストーリーとしては一応、過去の作品を引き継いでいるわけです。

 僕の評価としては「外すことはなかったけど、期待を超えるほどのものもなかった」というぐらいか。ヒーロー映画というのは「明るい派」と「暗い派」があって、スーパーマンは本来は前者なんです。ちなみい後者はバットマン、スパイダーマンなどがある。

 そういう視点でいうと、残念ながらこの作品はスーパーマン本人の葛藤を描くのにしつこすぎて、ちょっと明るさが薄れてしまっている。ついでに言うと、これだけのストーリーにしては長い。基本的にスーパーヒーロー映画はシンプルさが決め手だと思う。

 CGのおかげで特撮にありがたみがなくなった昨今において、スーパーマンほど難しい映画もないだろう。画面で人が飛ぶのは当たり前なのだから。だから人間ドラマを描こうと必死になってしまったのか。時代設定にも苦しさがある。何しろジミー・オルセンの服装が……。

 ちなみにキャストは過去のシリーズからは総入れ替え。ほぼ全員が丁寧に過去のキャストの味を再現している。不気味なほどに。それがいいのかどうかはよくわからないが、レックス・ルーサーを演じたケビン・スペイシーなどは、むしろもったいなかったのではないだろうか。

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This page contains a single entry by Kat Hara published on 2008年12月 6日 21:22.

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